目次
- 1 KOBELCO SL 16000
- 1.1 1 下部走行体の組み立て
- 1.2 2 センターフレームの結合
- 1.3 3 リービングウインチの取り付け
- 1.4 4 前部センターフレームの取り付け
- 1.5 5 左右パワーパックの地組
- 1.6 6 ウインチ取付るけ
- 1.7 7 ブームバックストップの取り付け
- 1.8 8 後部旋回フレームの組み立て
- 1.9 9 ガントリー取付け
- 1.10 10 ブームの組み立て(下部ブーム+5m+5mの地組)
- 1.11 11 ガントリー組み立て
- 1.12 12 カウンターウエイト組み立て
- 1.13 13 中間ブームの取付け
- 1.14 14 補助シーブ フックワイヤリング
- 1.15 15 点検 調整 片付け
- 1.16 14 ストラット組み立て 13の中間ブーム取付け⑮から
- 1.17 15 ストラットワイヤリング
- 1.18 16 ジブの組み立て
- 1.19 17 フックワイヤリング
- 1.20 18 点検 調整 完成
KOBELCO SL 16000
1 下部走行体の組み立て
クローラシューの組み立て
- 補助クレーンにて下部走行体を吊り上げ、所定の位置に配置する。
- 補助クレーンにて、アクスルを吊り上げて、カーボディの近くに置く。
- 自走式油圧ユニットから外部油圧装置t/pの2本、電源ケーブルを取り外しアクスルに接続する。本体組み立て用リモートコントローラー用ケーブルをカーボディからアクスル側のコネクタに接続する。
- 補助クレーンにてアクスルを再度吊り上げ、カーボディとの結合部のピン穴に合わせる。本体組み立て用リモートコントローラーでアクスルの結合ピン脱着シリンダーを操作して結合ピンを挿入し、抜け止めピンで固定する。
反対側も同じように結合する。 - 補助クレーンにてクローラシュ前部を鉄板架台ごと吊り上げ、所定の位置に配置する。
- 補助クレーンにてクローラシュ後部を鉄板架台ごと吊り上げ、クローラシュ前部側のシュー連結ピン穴位置に近ずける。
- レバーブロックを徐々に緩めるながら連結ピン穴位置を合わせて、シュー連結ピンを両側から挿入しキャップスクリュー ナット コッターピンで固定する。
- 固縛ワイヤー、レバーブロックを解き、クローラフレームの上部側のシューを玉掛けし、折り畳んでいるシューを突起側を上にするように1直線に並べる。反対側のシューも同じように並べる。
- 補助クレーンにて前部クローラを吊り上げクローラシュー上の所定の位置に配置する。シャックルとレバーブロックを用いて、2ヶ所倒れ止めの固縛し玉掛けを解除する。
- 前部クローラ油圧源接続部に自走式油圧ユニットから外部油圧ホースを接続する。
- 補助クレーンにて後部クローラを吊り上げ、結合部のピン穴を合わせる。レバーブロックを使ってピン穴を調整して、シリンダー装置レバーを操作して上下2ヶ所、結合ピンを挿入し抜け止めピンで固定する。
- 後部クローラの玉掛けを支持したまま、シャックルレバーブロックで2ヶ所固縛し、玉掛けを解除する。
- 補助クレーンにて、前部クローラシューの端側を吊り上げ、、クローラシューの突起物をドライブタンブラーに確実に噛合わせ、前部クローラの上面に仮置きする。専用スリング レバーブロックを使って2ヶ所以上固縛する。後部側も同じように仮置きする。
- 補助クレーンにてクローラのシューの両端を吊り上げ、巻き下げながらピン穴位置を合わせる。シュー連結ピン2本を両側から挿入し、キャップスクリュー ナット コッターピンで固定する。固定後シューの固縛を解除する。
- 装置レバーを伸縮側に操作して、シユーが張り切るまでシュー張りシリンダーを張り出す。シム挿入位置の空いた部分にシムをセットしてシュー張り調整をする。【シューの張り具合は、10㎜~20㎜になるようにシムを調整する。調整完了後、シュー張りシリンダーを縮めた状態にする。反対側のクローラも同様の手順で組み立てる】
- 本体組み立て用リモートコントローラー操作して、カーボディ アクスルの水平を確認してトランスリフターの垂直シリンダーをアクセルの下面と地面が1160㎜の位置にセットする。
- 本体組み立て用リモートコントローラーのクローラ結合ピンスイッチを操作して、アクセルに取り付けているクローラ連結ピン4本をあらかじめ抜いておく。
- 補助クレーンにてクローラ専用釣り具に玉掛ける。リンクを固定しているを取り外し吊り上げ、クローラに近づける。
- 長い方のリンクがクローラの減速機側になるようにピン穴位置を合わせ❸でぬいた固定ピンを4箇所操作して固定する。
- 補助クレーンにてクローラを吊り上げ、クローラの引っ掛けピンをアクセルピン挿入部ゆっくりと引っ掛ける。
- クローラ結合ピン穴を合わせて本体組み立て用リモートコントローラーを操作して、クローラ結合ピンを挿入する。抜け止めピンを挿入し固定する。
- 本体組み立て用リモートコントローラーを垂直シリンダーを最縮まで縮めて、フロートをスリングで固定する。
- カーボディに格納されている走行油圧配管を各ポートに接続する。
- 補助クレーンにてロアウエイトAをを吊り上げ、ロアウエイトAののガイド部をアクセルの位置決めブロックに当てゆっくりと降ろし、取り付ける。
- 補助クレーンにてロアウエイトBを吊り上げ、ロアウエイトBのガイド部をアクセルの位置決めブロックに当てゆっくりと降ろし、取り付ける。反対側のロアウエイトも1~2同様取り付ける。
2 センターフレームの結合
- 旋回ベアリングが内側下面にあるウエッジ本体前方、カーボディ上C形クランプが外れている状態を確認する。
- 補助クレーンにてセンターフレームを吊り上げ、ゆっくりとアッパーリンク上付近まで近づける。
- スイベルジョイントの配管類をセンターフレームの下面の開口部に通す。センターフレームをゆっくりと降ろし、センターフレームのアッパーリング内面をカーボディ上の位置決めガイドピンに被せ、カーボディに設置する。
- 旋回ピン操作レバーを操作して、組み立て用旋回ピンカーボディ上側のブラケット穴に通す。各所油圧ホースをセンターフレームに接続する。
- 本体組み立て用リモートコントローラーを操作して、アッパーリング内側のウエッジがカーボディ上のブロックに当たるまで左旋回する。本体組み立て用リモートコントローラーを操作して、シリンダーを伸ばしC型クランプウエッジとブロックで挟み込み。
3 リービングウインチの取り付け
- C型クランプをボルト⇒回り止めプレート⇒ワッシャー ボルトの順で固定する。センターフレームの玉掛けを解除する。
- カーボディ上に格納されているスイベルサポートをセンターフレームの下面のプレートにピンで結合する。旋回ピン操作レバーを操作して、旋回ピンをカーボディ上側のブラケット穴から抜き、固定ピン固定する。
- 補助クレーンにてリービングウインチを吊り上げ、リービングのピン型取り付け部をセンターフレームの全面の取り付けブラケット穴にゆっくりと降下して入れ、固定ピン及びスプリングピンで固定する。
- センターフレームの前側の油圧配管接続部にリービングウインチの配管を接続する。
4 前部センターフレームの取り付け
- 補助クレーンにて前部センターフレームを吊り上げ、センターフレームと前部センターフレームの前後のピン穴が合うようにゆっくりと降ろす。
- センターフレームと前部センターフレームの前後のピン穴を合わせ、本体組み立て用リモートコントローラーを操作して前側⇒後側の順結合ピンを挿入する。
- 前側の結合ピンは、ブラケット部の抜け止め穴に抜け止めピンを挿入し、スプリングピンで固定する。後側の結合ピンはフレームの外側に格納されている固定ピン結合ピンに挿入し、スプリングピンで固定する。
5 左右パワーパックの地組
- 補助クレーンにて右パワーパックを吊り上げ所定の位置に仮置きする。
- 補助クレーンにて右前側アーム吊り上げ、取り付けブラケットのピン穴に合わせる。アーム取り付けピンを挿入し抜け止めピンでロックする。同様の手順で残り左右3箇所のアームを取り付ける。
- 前左右アーム2ヶ所の本体結合ピン4本を、スプリングピン及びピンを抜き取り、本体結合ピンを引き抜く。後左右アーム2ヶ所の本体結合ピンが抜けていることを確認する。
- 補助クレーンにて補助プラットフォームを吊り上げ、補助プラットフォームのサポートロッドをパワーパックサイドフレーム外側のブラケットに預け、取付ピンを挿入し抜け止めピンで固定する。同様の手順で各所プラットフォームを取り付る。
- 補助クレーンにて専用吊り具に玉掛けをし、右パワーパックを吊り上げ、前部センターフレームの右側面のブラケットまで近づける。
- 前部センターフレームの取付フックに右パワーパック前後アームのロッド部を引っ掛けてピン穴位置に合わせる。
- センターフレームの側取付前部の結合ピンホルダーに結合ピンを脱着用電動シリンダーを取り付けて、電動シリンダー伸ばし、結合ピンを挿入し固定ピンを挿入して固定する。後部結合ピンホルダーに結合ピン脱着用電動シリンダーを付替えて、同様の手順で結合ピンを挿入し、固定ピンで固定する。
同様の手順で左パワーパックを取付る。 - 左右パワーパック上面に格納されている手すりを引き上げ、固定ピン抜け止めピンで固定する。左右パワーパックの内側(上部フレーム側のガードを開けて、各油圧配管を接続する。
6 ウインチ取付るけ
- 補助クレーンにて巻上1ウインチを吊り上げ、前部旋回フレームの取り付けピン穴4箇所にゆっくりと合わせる。左右ウインチ取り付けピンを挿入し抜け止めピンでロックする。
- 左右、前後及び上下方向スキマ調整ボルトでウインチのガタがなくなる程度まで締め付け、ロックナットを規定のトルクで締め付ける。
- 同様の手順で巻き上げ2ウインチを取付る。
- 巻き上げウインチモーター各所油圧配管を接続する。
7 ブームバックストップの取り付け
- ブームバックストップサポートを作業位置にする。補助クレーンにてブームバックストップを吊り上げ、前部旋回フレーム後方の接続ピン穴に合わせる。
- 接続ピンを挿入し、抜け止めピンで固定する。ブームバックストップをサポートに預ける。
- 反対側のブームバックストップも同様の手順で取り付ける。左右各所油圧配管と電気配線を接続する。
- 配管を接続した後、エンジンを始動させ、ブームバックストップを伸長させ、最伸長状態にセットする。(エンジンを始動すると、自動的に伸長される。)
- ストップバルブのハンドル位置を確認する。
8 後部旋回フレームの組み立て
- 補助クレーンにて後部旋回フレームを吊り上げ所定の場所に仮置きする。ベースカウンターウエイト両側面に補助プラットフォームを取り付る。
- 補助クレーンにて後部旋回フレームを吊り上げ前部センターフレームの上側2ヶ所の結合部を合わせる。手動操作レバーを操作して上側2本の油圧シリンダーを伸ばし結合ピンを挿入する。挿入後抜け止めピンで固定する。
- 固定後、ゆっくりと補助クレーンを巻き下げ、後部旋回フレームを降下させる。位置決めブロックを前部センターフレームラグに接続させてピン穴を合わせる。
- 手動レバーを操作し下側2本の油圧シリンダーを伸ばして結合ピンを挿入する。挿入後抜け止めピン固定する。
9 ガントリー取付け
- 補助クレーンにてガントリーを吊り上げ所定の位置にセットしたまま仮置きる。上部テンションメンバの固定ピンを取り外し所定の位置に格納する。
- 補助クレーンにて上部テンションメンバを振り出しながら吊り上げ、コンプレッションフットのU字部を前部旋回フレー後方側のコンプレッションピンに合わせる。
- コンプレッションフットピンのスプリングピン、抜け止めピンを取り外す。抜け止めプレートをコンプレッションフットピンに合わせ、取り外した抜け止めピン、スプリングピンで固定する。固定後玉掛けを解除し後部旋回フレーム後側のテンションフットピンを挿入しコンプレッションメンバを固定する。
- 下部テンションメンバのテンション長さ固定ピンを抜き、補助クレーンにて片側を吊り上げ、テンションメンバを最大まで引き出し、折れ曲がり防止ピンを挿入する。再度玉掛けをし、上部テンションメンバの取付穴に合わせる。結合ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。
10 ブームの組み立て(下部ブーム+5m+5mの地組)
- 補助クレーンにて下部ブームを吊り上げ、所定の位置に仮置きする。補助クレーンにて歩廊を吊り上げ、下部ブームブラケット部のピン穴位置を合わせる。取付ピン、スリングピンで固定する。た
- 補助クレーンにてスライドシーブを吊り上げ、上側接続ピン穴を下部ブーム側のブラケット部まで合わせる。接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。取付後、下側の接続ピンも同様の手順で取り付ける
- 補助クレーンにて5mH/Sテーパー+5mS特殊中間ブームを吊り上げ、下部ブーム下側2ヶ所の接続ピン穴に合わせる。ブーム接続ピン脱着シリンダーを取付、スプリングピンで固定する。
- 補助クレーンにて下部ブームを吊り上げ、5mテーパーブームの上側の接続ピン穴2ヶ所を合わせる。3同様の手順で上側のピンを固定する。
- 下部ブームのブームフートピン側のみ玉掛けし、補助クレーンにて本体側のブームフートピン取付け穴の高さまで吊り上げる。SL1600J本体が前進し、ブームフートピンの取付穴を合わせる。
- 下部ブームの各油圧配管を接続する。
11 ガントリー組み立て
- 5mh/s.5ms中間ブームガイドシーブ(3ヶ所)を作業位置にする。
- ブーム起伏用上部スプレッターからリービングシーブを取り外し、補助クレーンにて吊り上げ、5ms中間ブームの足場えと移動させる。
- 運転席のリービングウインチ操作スイッチを操作してリービンロープを繰り出し、5mH/S.5mS中間ブームのガイドシーブを(3ヶ所)通す。
- リービンワイヤーをガイドシーブ(C)とリービンシーブとの間で5本掛けワイヤーにする。
- リービンシーブを補助クレーンで吊り上げ、リービングロープを繰り出しながら上部スプレッターまで移動し、再び上部スプレッターに取り付ける。
- 補助クレーンにて上部スプレッターを吊り上げ、リービングウインチを操作スイッチを操作して、リービングロープを巻き取る。
- コンプレッションメンバと後部旋回フレームを結合しているコンプレッションフットピンと、ガントリー起伏シリンダーを結合ピンを抜き、ガントリー起伏シリンダーを操作して、起伏シリンダーを伸ばす。コンプレッションのピン穴が合致したところで、ガントリー起伏シリンダー結合ピンを挿入する。
- 補助クレーンにて下部テンションメンバを吊り上げ、再度起伏シリンダーを伸ばし、下部テンションメンバ下側の穴が上部フレーム上側と同等の高さになったら、吊り上げていたテンションメンバを巻き下げて、玉掛けを解除する。
- 再度起伏シリンダーを伸ばし、テンションメンバが垂直になったところで、テンションフットピン穴を合わせ、テンションフットピンを挿入する。
- 補助クレーンにて上部スプレッターを支持しながら再度、リービングウインチを巻き取り、5mS中間ブーム側取付け部まで移動させる。
- 上部スプレッターと5mS中間ブーム側取付け部の接続ピン穴位置を合わせ、接続ピンを挿入し、玉掛けを解除する。
12 カウンターウエイト組み立て
- 補助クレーンにて7.5tのカウンターウエイトを吊り上げてベースウエイト左右に設置する。
- 補助クレーンにて9.0tのカウンターウエイトを吊り上げ、7.5tのベースウエイトの左右上下4箇所に設置する。同様の手順で残り20枚の9.0tのカウンターウエイト設置する。(増量ウエイトの場合残り24枚)
- ウエイト固縛リンク(a)を設置し、補助クレーンにてウエイト固縛リンク(b)を吊り上げ、ウエイトの穴の外側に沿って差し込む。ウエイト固縛リンク(b)最下部まで差し込んで、中央によせ、補助クレーンにて持ち上げ、リンクの先端をベースウエイトに引っ掛ける。ウエイト固縛リンク(a)(b)リンク穴を合わせ、ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。
もう一方の固縛リンクも(ガントリー組み立ての⑩と⑪)同様の手順で取り付ける。
13 中間ブームの取付け
- 補助クレーンにて中間ブームを吊り上げ、5mS中間ブーム前まで移動させる。
- 5mS中間ブームの上部2ヶ所の接続ピン穴にブーム接続ピン脱着用シリンダーを設置し、中間ブームの接続ピン穴を合わせる。油圧源バルブのレバーを操作し、ブーム接続ピン脱着シリンダーを伸長させ、接続ピンを挿入しする。挿入した接続ピンにスプリングピンで固定する。同様の手順で、下側接続ピン穴2ヶ所も接続ピンを挿入する。
- ブーム構成を確認し、①~②同様の手順で順次中間ブームを取付る。
- 中間ブーム先端に①~②同様の手順で9.3msテーパー中間ブームを取付る。
- 補助クレーンにて上部ブームを吊り上げ①②同様の手順で取り付ける。
- 上部ブームの十字リンクを保持してスリングを外し格納状態から作業状態に変更する。
- 補助クレーンにて9.3mのテーパー中間ブーム用ガイラインを吊り上げ、上部ブーム十字リンクの接続ピン穴に合わせる。接続ピンを外側から内側に挿入し、スプリングピンで固定する。もう一方のガイラインも同様の手順で取り付ける。
- ガイリンクの構成表を確認し、③同様の手順でそれぞれの長さに応じたブームガイラインを取付る。
- 起伏1ドラムを緩める、上部スプレッターと5ms特殊中間ブームを固定している片支持用のピンを取り外す。
- 補助クレーンにてガイライン接続す用リンクを吊り上げ、中間ブームのガイラインの接続ピン穴に接続ピン スプリングピンで固定する。
- 補助クレーンにてガイライン接続用リンクを吊り上げ、中間ブームガイラインと接続ピン、スプリングピンで固定する。補助クレーンにて十字リンクを吊り上げ上部スプレッターに接続ピン、スプリングピンで固定する。
- 補助クレーンにて玉掛け位置をガイリンク側接続ピンから、十字リンク下側にスリングを通し、ガイリンク接続ピン穴に合わせる。接続ピン スプリングピンで固定する。
- 上部スプレッターのリービングシーブと5ms中間ブーム間のリービングロープを巻き取る。
- 5mH/S 5mS中間ブームのガイドシーブ(3ヶ所)を格納位置にする。
- 起伏1ドラムを巻き上げて、少しブームを自立させサポートを撤去し、上部ブームを地面に預ける。
14 補助シーブ フックワイヤリング
- 補助クレーンにて補助シーブを吊り上げ、上部ブーム上側の接続ピン穴に合わせる。接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。補助クレーンを巻き下げ、下側のピン穴に合わせる。接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。
- 巻き上げ1ドラムを巻き下側に操作して、ワイヤーロープをブーム先端まで引き出す。巻き上げ2も同様の手順で引き出す。
- 補助クレーンにてフックを吊り上げ、所定の位置に仮置きし、リービングワイヤーを設定されている掛け数に、フックと上部ブームの格シーブに通して、ブーム上から巻き上げドラムまで引きなばし、主巻ワイヤーに接続する。
- リービングワイヤーを一定スピードで巻き上げ、主巻ワイヤーを格シーブに通す。過巻検出ウエイトを取付るけ、ロープソケットにて固定する。
15 点検 調整 片付け
- ブームを地切りしゆっくり振り起し、各作業点検を行う。
14 ストラット組み立て 13の中間ブーム取付け⑮から
L下部ジブの取付
- 補助クレーンにてL下部ジブを吊り上げ、S上部ブーム側のジブフット受けにジブフットピンを当て、リンクの穴をS上部ブーム側の穴に合わせる。
- 補助クレーンで支持しながらリンク固定ピンを挿入して、輸送時固定すボルトの抜け止めピンを抜去し、固定ピンに挿入し、抜け止めを行う。
- L下部ジブの先端ローラを設置させる。L下部ジブの取付けられているリンクを輸送用の受けから取り外し、S上部ブームの穴に合わせてピンで固定する。
- 補助クレーンにてL下部ジブを再度吊り上げて、L下部ジブの先端ローラ下に台木を設置し、先端ローラを設置させる。
フロントストラット地組 取付け
- 補助クレーンにて下部フロントストラットを吊り上げ、所定の位置に仮置きする。上部フロントストラット吊り上げ、下部フロントストラットの接続ピン穴に合わせる。設置部4箇所に接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。
- 補助クレーンにてフロントストラットASSYを吊り上げ、S上部ブームの接続ピン穴位置合わせる。接続ピンを接続部2ヶ所挿入し、スプリングピンで固定する。フロントストラット先端設地させる。
リアストラット地組 取付け
- 補助クレーンにて上部リアストラットを吊り上げ、①同様の手順で組み立てる。
- 補助クレーンにて幅替えリンクを吊り上げ、リアストラット先端のピン穴位置を合わせる。接続ピンを内側から外側に挿入し、スプリングピンで固定する。リンク受け台に預ける。
- リンク受け台を輸送位置から作業位置にする。①同様の手順で十字リンク+オスリンクを取付け、リンク受け台に預ける。
- リアストラットバックストップの輸送用固定ピンを取り外し、格納位置に格納する。リアストラットバックストップサポートの固定ピンを取り外す。
- 補助クレーンにてリアストラットバックストップを吊り上げ、サポートを作業位置にし、固定ピン固定する。リアストラットバックストップサポートに預ける。
- 補助クレーンにてリアストラットASSYを吊り上げ、S上部ブームの接続ピン穴に合わせる。接続ピンを左右2ヶ所挿入し、スプリングピンで固定する。
- リアストラットをフロントストラット上に設置させ、結合ピン上側2本を抜き、上部リアストラットをフロントストラット上に設置させる。
15 ストラットワイヤリング
- リービングワイヤーをワイヤー要領図を参照して、デットエンド側からワイヤリングする。ブーム先端まで繰り出した起伏ワイヤーに接続し、リービンウインチを巻き取り、起伏ワイヤーロープをデットエンドまでワイヤリングする。ロープ端をロープソケットでリアストラットに固定する。
- 補助クレーンにてリアストラットをを吊り上げ、接続部上側2ヶ所のピン穴の位置を合わせる。接続部上側2ヶ所に接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。
- ジブワイヤーロープを繰り出しながら、リアストラットが垂直になるくらいまで本体側に吊り上げる。
ストラットガイリンクの接続
- 補助クレーンにてフロントストラットを吊り上げる。リアストラットを支持しているもう一方の補助クレーンと同調させながら、リアストラットがガイリンクの接続部ピン穴の位置2ヶ所が合うまで、両ストラットを本体側でまで倒していき、リアストラットバックストップをSテーパー中間ブーム上のレールに載せる。
- リアストラットガイリンクの接続部ピン穴2ヶ所を合わせてたら、接続ピンを内側から外側に挿入し、スプリングピンで抜け止めをする。
- 補助クレーン2台にて同調しながら、両方のリアストラットバックストップ接続部ピン穴位置が合うまで起こしていき、固定ピンを挿入し、抜け止めピンで抜け止めする。クイックカップラーにシリンダーホースを接続する。
- リアストラットを吊り上げている玉掛けワイヤーをリアスト下部側に取り付け玉掛けを解除する。
- 起伏2ドラム操作レバーを操作して、フロントストラット先端が接地するまで降ろす。
- 補助クレーンにて10.6mジブガイラインを吊り上げ、設置ピン穴位置を合わせて、接続ピンを挿入し、スプリングピンで抜け止めをする。残り3本も同様の手順で取り付ける。
- 補助クレーンにてジブバックストップを吊り上げ、S上部ブームのフットピン穴位置をあわし、固定ピンを挿入しスプリングピンで抜け止めをする。
- 補助クレーンを巻き下げ、ジブバックストップ倒れ止めステイの接続部に合わせて、取付ける。もう一方も⑦⑧同様の手順で取り付ける。
16 ジブの組み立て
- 補助クレーンにてL下部ジブを支持し、先端に取付られているL下部ジブの先端ローラのスプリングピンを抜き、ローラを取り外し、先端を預ける。
- ジブガイライン構成表を確認しする。補助クレーンにてL下部テーパー中間ジブを吊り上げ、所定の位置に仮置きする。
- 補助クレーンにてL中間ジブを吊り上げ接続部4箇所のピン穴の位置を合わせる。上部2ヶ所の接続ピン穴に、ブーム接続ピン脱着シリンダーを設置し、油圧源バルブのレバーを操作して、ジブ接続ピン脱着シリンダーを伸長させ、接続ピンを挿入する。挿入した接続ピンにスプリングピンで固定する。同様の手順で下側接続ピン穴2ヶ所も同様の手順で挿入する。
- ③同様の手順で、地組するジブを設置する。地組したジブをジブ質量 重心表を参照し、吊芯確認して、補助クレーンにて吊り上げL下部ジブ接続部上側2ヶ所のピン穴を合わせて、③同様の手順で接続ピンを挿入してスプリングピンで固定する。L中間ジブ先端に枕木等で高さを調整して、設置する。
- Lジブ構成表を確認し、L中間ジブを③同様の手順で組み立てる。
- 補助クレーンにてL中間ジブ先端を吊り上げ、L上部ジブが地面に接触しない用に700㎜以上の高さを枕木等で調整し、先端を設置させる。
- 補助クレーンにてL下部ジブを吊り上げ、L中間ジブを吊り上げ、L中間ジブ接続部2ヶ所のピン穴位置を合わせる。③同様の手順で上側2ヶ所の接続ピンを挿入し、スプリングピンで固定する。補助クレーンを巻き下げ、接続部下側2ヶ所のピン穴位置を合わせて同様の手順で接続する。
- 補助クレーンにてL補助シーブを吊り上げL上部ジブを吊り上げL上部ジブ先端の上側接続部2ヶ所のピン穴位置を合わせ、接続ピンを挿入してスプリングピンで固定する。補助クレーンを巻き下げ、下側接続部2ヶ所のピン穴の位置を合わせて、同様の手順接続する。
- L中間テーパージブとL中間ジブの上側接続部2ヶ所に玉掛けをし、補助クレーンにて吊り上げ、L下部ジブ下側接続部2ヶ所のピン穴の位置を合わせて、③同様の手順で接続する。
- ジブガイライン表を確認して、接続するジブガイラインをジブ先端側から補助クレーンにて吊り上げ、接続部のピン穴位置を合わせて接続ピンを挿入し、割れピンにて固定する。
- フロントストラットに接続されている10.6mジブガイラインが接続可能な高さまでフロントストラットを起こし、⑩同様の手順で接続する。
17 フックワイヤリング
- リービンワイヤーをジブポイントシーブから各シーブを通して上部に仮置きしたある主巻ワイヤーに接続しリービンワイヤーを一定のスピードで巻き上げ、主巻ワイヤーを各シーブに通す。補助ワイヤーは、補助シーブから各シーブにワイヤーを通し、同様の手順で各シーブに通す。
- 各所点検後、安全設備を解除する。各構成表のジブオフセット角度までブームを起こし、ジブローラ先端を地切りし、少し旋回する。補助クレーンでフックを吊り上げ、所定の位置にセットする。
- リービンワイヤーを格掛け数に応じて主フックのシーブに通し、主巻ワイヤー接続する。一定のスピードで巻き上げ、主巻ワイヤーを主フックのシーブに通す。
- 過巻リミットスイッチのウエイト部に主巻ワイヤーを通し、ワイヤーロープ端にロープソケットを取付け、上部ジブまたは主フックに取付ける。補巻きワイヤーは同様の手順で補フックにロープソケットを取付る。
18 点検 調整 完成
- ゆっくり振り起し、各部作業点検を行う。