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日立住友 SCX3500-3

 

作業手順

旋回フレームのセット

  1. 旋回フレームを搭載しているトレーラを搬入する。
    先輩
    先輩
    おらー!新人君 トレーラ呼んでこいや
    新人君
    新人君
    はい!喜んで
  2. ジャッキアップ装置の固定ピンを抜き、ジャッキビームわ振り出し、固定ピンを元の位置に戻す。フロートをジャッキアップシリンダーの先端に取り付ける。

    新人君
    新人君
    このフロートが重いんだよな💦
    先輩
    先輩
    フロートつけ終わったか?
    新人君
    新人君
    つーか…手伝えよな。2人でやればすぐに終わるのに
  3. ジャッキアップ装置の油圧ホース、コントロールボックスのケーブルを接続する。
  4. 本体にエンジンを起動しコントロールボックスを操作して、カーボディとトレーラがかわせる程度までジャッキアップさせ、トレーラを搬出する。
    親方
    親方
    クローラジャッキアップする時、怖いよな。 ミスったらクレーンが転倒するかもだからね
    1. クローラの位置に応じて旋回フレームを旋回させる必要ある場合、補助クレーンにて旋回フレームを吊り上げ、保持したままセット位置に応じて旋回を行う。
      先輩
      先輩
      おら新人君、親あってんのかよ!
      新人君
      新人君
      親合わせるの苦手なんだよな。
      オペさん! お任せごーへいで(笑)
      先輩
      先輩
      てめー!お前が合わせるんだよ!
      新人君
      新人君
      うっぜ

クローラの取り付け

  1. クローラを搭載しているトレーラを搬入する。
  2. 補助クレーンでクローラを吊り上げ、ゆっくりとカーボディに近づけクローラのピンをカーボディに引掛ける。
  3. 調整ボルトにクローラが当たるまで降ろし、ロアフレームとの結合穴が合うことを確認する。

    親方
    親方
    2人とも、息合わせないとクローラおさまらないぞ
    新人君
    新人君
    あいつとは無理
  4. クローラ連結シリンダースイッチを操作してシリンダーを伸ばし、ピンを挿入する。固定ピン、ロックピンを取り付ける。反対側も同様に取り付ける。

リア旋回フレーム/ロアウエイト取り付け

  1. 補助クレーンでリア旋回フレームを吊り上げ、リア旋回フレームの軸部をフロント旋回フレームの受け部に合わせる。
  2. 補助クレーン巻き下げ、調整ボルトにリア旋回フレームが当たるまでゆっくり下ろす。保持した状態で上部旋回体連結シリンダースイッチを操作してメインフレーム結合ピンを挿入する。固定ピンとロックピンで抜け止め防止する。
  3. 保持したでライブマスト前方部を吊り、レバーを倒す。フート受け部に預けて抜け止めピン及び、リングピンを取り付ける。
  4. 補助クレーンでロアウエイトを吊り上げ、カーボディーのフック部にロアウエイトのピンを引っ掛ける。反対側も同じ手順で取り付ける。

    親方
    親方
    クイックドローでもできるよ
    zima
    zima
    この場合、シャックルと200㎜リンク足さないとカーボディウエイトがおさまらないから注意

下部ブーム組み立て

  1. ブーム起伏ウインチを巻き上げ操作し、マストを下部ブーム吊り上げ位置まで倒し玉掛けを行う。

    zima
    zima
    クイックドローで組み立てると、ギリギリだから吊り上げる際気よ付けないとね
    親方
    親方
    組み立てる場所が広ければ、補助クレーンで組み立てた方がいいな。
  2. クイックドローシリンダーを縮めて下部ブームを吊り上げ、ゆっくりと上部旋回体前側にもってくる。
    下部ブームと上部旋回体のブームフートピン穴の位置を合わせ、ブームフートピン脱着装置にてピンを操作してロックピンを取り付け結合させる。下部ブームの先端を受け架台に設置させ、玉掛けを外す。

    zima
    zima
    吊り片が悪いと、収めるのに苦労すよ
  3. マストをマスト側と下部ブーム側のリンクが接続できる位置まで伏せ、リンクを接続する。下部ブーム先端が浮かない程度までマストを起こし、リンクを張る。

ベースウエイト組み立て

  1. ベースウエイトを搭載しているトレーラを搬入する。
  2. 補助クレーンでベースウエイトを吊り上げ、ゆっくりと上部旋回体後部に近づける。
  3. ベースウエイトの前部上部旋回体下部の受け部に入れ、上部旋回体後部のピン穴に合わせる。
  4. ベースウエイトと上部旋回体を固定ピンより結合し、固定ピンにワッシャ リングピンを取り付け、抜け止めをする。

ウエイト組み立て

  1. 補助クレーンでカウンターウエイトを吊り上げ、ベースウエイトの凸部に合わせ、積載する。

    zima
    zima
    ウエイト組み立てるの楽になったよなー
    親方
    親方
    一昔前だと、ウエイトの穴合わせながらやらないといけなかったから時間かかった
    zima
    zima
    今じゃ、ただ凸凹に合わせるだけだもんなー
  2. 同様に残りのカウンターウエイトを13枚を均等に左右交互に積載する。カウンターウエイト最上段にはしごを付ける。
  3. 振れ止めチェーンをカウンターウエイト最上段から通し、ベースウエイトのフック部に引っ掛け、ロックプレートを取り付けピン ロックピンで抜け止めする。

ブーム 上部ブームの組み立て

  1. 補助クレーンでエクステンションブームを吊り上げ、ベースブームの上部コネクトラグ穴の位置を合わせる。
  2. 外部油圧装置を操作しピン脱着シリンダーを伸ばし、上部コネクトピンをブームに挿入しロックピンで抜け止めする。

    親方
    親方
    外部油圧装置だよ
    新人君
    新人君
    昔みたいにハンマーでフートピン叩かなくていいからマジ楽っス。
    先輩
    先輩
    下っ端からしたらいい時代になったよな~  なぁ!新人君
    新人君
    新人君
    あいつウザイっス…
  3. 補助クレーンで保持した状態で、マスト起こし下部コネクトラグ穴の位置を合わせ、同様にコネクトピンを挿入する。
  4. ブーム構成上必要な全てのエクステンションブームを同手順にて順次接続する。
  5. 補助クレーンで上部ブームを吊り上げ、中間ブームの上部ブームコネクトラグ穴の位置合わせる。
    外部油圧装置を操作してピン脱着シリンダーを伸ばし、コネクトピンブームに挿入し、ロックピンで抜け止めする。順次下部コネクトピンを挿入する。
  6. ブーム全てのバーペンダントコネクトピンで接続し、ロックピンで抜け止めする。
  7. 各ケーブルリールのコネクタをヘッドブームに取り付けられている中継ボックスに接続する。

ストラット組み立て

  1. 補助クレーンでリア フロントストラットを吊り上げ、上部ブームのフロントストラットフートピン穴の位置を合わせる。フートピンを入れ、固定ピン ロックピンで抜け止めする。

    zima
    zima
    フロント、リアストラットが一緒に吊れるから組み立てるののが楽です
  2. ナイロンスリングをリアストラットの吊り位置に掛けなおす。リアストラットとフロントストラットを固定しているロックピン 固定ピンを取り外し、補助クレーンでリアストラットを吊り上げ、上部ブームの切欠きにピンを掛け、格納されている固定ピン ロックピンで固定する。
    巻き下げリアストラットをフロントストラットに預け、玉掛けを外す。

    zima
    zima
    既に導きワイヤーでフロントとリアストラットにワイヤリングしてあるから、本当に組み立てるのが楽です。
  3. 外部油圧装置を接続して、バックストップを伸ばしリンクを起こす。起こしたリンクにブラケットを被せ、固定ピン ロックピンで固定する。
    バックストップを縮めてリアストラットを正規の位置まで上げる。

     

    zima
    zima
    補助クレーンいらないから楽だよ!

ストラットワイヤリング

  1. 下部ブーム下のガイドローラーを作業状態に固定し、下部ブームトップ側、上部ブーム下の中間ブーム下側それぞれにガイドローラを取り付ける。
    リービングワイヤーを各ガイドローラに1周巻き付け、フロントストラット側端部の導きワイヤーと接続する。
  2. ウインチワイヤーをリアストラット側端部の導きワイヤーと接続する。
  3. ウインチワイヤーを繰り出しながら、リービングワイヤーを巻き取りウインチワイヤーの先端がフロントストラットのソケット部まで引き出したら、導きワイヤー リービングワイヤーを切り離しウインチワイヤーの先端にソケットを取り付け、フロントストラットのロードセルに取り付ける。
  4. リアストラットのシリンダーを縮めてリアストラット側のバーペンダントと中間ブーム上バーペンダントの穴位置を合わせて接続する。
  5. バーペンダントが張るまでシリンダーを伸ばしリアストラットを起こす。フロントストラットを30度まで引き上げる

ジブブーム組み立て

  1. 補助クレーンにて下部タワージブ【ジブ元】を吊り上げ、上部ブームのフートピン穴の位置を合わせる。フートピンを挿入し、固定ピン、ロックピンで固定する。
  2. 補助クレーンにてタワージブを吊り上げ、下部タワージブのコネクトラグ穴の位置を合わせる。上下左右4箇所、コネクトピンを挿入し、ロックピンで固定する。※すべての中間ジブ同様の手順で組み立てる。
  3. 補助クレーンにて上部タワージブ【ジブヘッド】を吊り上げ、中間タワージブのコネクトラグ上側の位置を合わせる。上下左右4箇所、コネクトピンを挿入しロックピンで固定する。
  4. 補助クレーンにてローラを吊り上げ、上部タワージブ先端の軸部にローラを取り付け、ローラ受け部を合わせる。固定ピン、 ロックピンで固定する。
  5. 補助クレーンにてジブバックストップを吊り上げ、上部ブームのピン穴に合わせコネクトピン ロックピンを入れ固定する。
  6. フロントストラットを倒し、下部タワージブに預ける。リンクを降ろしてペンダントロープのコネクトピン穴の位置を合わせて、コネクトピンを挿入し、ロックピンで抜け止め防止をする。
  7. 各中間上部タワージブのペンダントロープを、コネクトピン ロックピンで接続する。
  8. 各所のペンダントホルダーからロックピン 固定ピンを外し、ペンダントロープが張れる状態にする。

フック取り付け

  1. リービングワイヤーを各シーブに通して、H1H2※リアドラム フロントドラム に接続する。
  2. ワイヤーロープを繰り出しながらリービングワイヤーを巻き取り、ジブ先端までワイヤーロープを繰り出す。
  3. タワージブを各構成の設定された引き起こし条件まで引き起こす。
  4. 補助クレーンにてフックを吊り上げ、所定の位置まで持ってくる。
  5. リービングワイヤーをウインチワイヤーロープから外し、。再びH2【親フック】に接続し、ウインチワイヤーロープを繰り出しながらリービングワイヤーを巻き取り親フックをワイヤリングし、過巻防止装置 ロープソケットを取り付け元付け位置に固定する。、H1(孫フック】も同じように取り付ける。

点検 調整

  1. ブーム ジブを地切りし、ゆっくれ振り起し、各部作業点検して完成