目次
KOBELC SL7800 組み立て
上部本体前部の地組
- 補助クレーンにて旋回ベアリングを吊り上げ、所定の位置に設置する。
- 補助クレーンにて上部本体を吊り上げ、上部本体全部を旋回ベアリング上側に搭載し、専用レンチ用いて上下連結ボルト64本を挿入し締め付ける。
- 補助クレーンにて前後脱着装置吊り上げ、上部本体全部に搭載する。
- 補助クレーンにて旋回モーターを吊り上げ、上部本体全部に搭載する。同様の手順で旋回モーター2個を取付ける。
- 補助クレーンにてリービングウインチを吊り上げ、上部本体前部前側の取付位置にボルト穴を合わし、ボルトを締め付け固定する。
クローフレームの地組
- 助クレ補ーンにてクローシュー前部を鉄板架台ごと吊り上げ、所定の位置に設置する。
- 固縛ワイヤー レバーブロックを解き、クローラフレーム上部側のシューを玉掛けし、折り畳んでいるシューを突起側を上になるように一直線に並べる。
- 補助クレーンにてクローラシュー後部を鉄板架台ごと吊り上げ、クローラシューの前側のシュー連結ピン側位置に近づける。
- レバーブロックを徐々に緩ませながら連結ピン穴の位置を合わせて、シュー連結ピンを両側から挿入し、キャップスクリュー ナット コッターピン固定する。同様の手順でもう一つ並べる。
- 補助クレーンにて前部クレーンフレームを吊り上げ、前部クローラシューの所定の位置に据え付ける。
- 連結ピン脱着装置を輸送姿勢に固定しているピンA2本を外す。脱着を外側へ90度回転し、ピンBで固定して作業姿勢にする。外部油圧ユニットに油圧ホースを接続する。
- 補助クレーンにて後部クローラフレームを吊り上げ、前部クローラフレームの結合ピン穴の上側のピン穴の位置を合わせる。結合ピン脱着装置レバーを操作して、上側のシリンダーを伸ばして結合ピン2本を挿入する。
挿入後、抜け止めピン ロックスプリング付きピンで抜け止めする。 - 下部ピン穴位置まで後部クローラフレームを巻き下げ、⑦の手順通りに下側側結合ピン2本を挿入する。
- 補助クレーンにて前部クローラシューの端側を吊り上げ、クローラシューの突起物をドライブタンブラーに確実に嚙み合わせ前部クローラフレームの上面に仮置きする。後部側も同様に仮置きする。
- 補助クレーンにてクローラシューの両端を吊り上げ、巻き下げながらピン穴位置を合わせる。シュー連結ピン2本を両側から挿入し、キャップスクリュー ナット コッターピンで固定する。
- シュー張り調整装置を操作して、ゆっくり後進側に操作し、シューが張り切るまでスライドビームを振り出す。※ストロークが不足する場合は、油圧シリンダーのロッド側にシムプレートを挿入する。
- スライドビーム張り出し位置を維持するために、シムプレートを走行減速機付スライドビームとクローラフレームの間にシムプレートを挿入する。
カーボディーの地組み
- カーボディー地組位置に架台をセットして補助クレーンにてカーボディーを吊り上げ、所定の位置に配置する。アクセル結合ピン脱着シリンダー操作して、すべての結合ピンを抜く。
- 補助クレーンにてアクスルを吊り上げ、ゆっくりとカーボディ結合部に近づける。
- 上側のピン穴を合致させて、アクスル結合ピン脱着シリンダー操作バルブを操作して、アクスル結合ピン上側2本を挿入する。
- 下部ピン穴位置までアクスルを巻き下げ、②~③の手順通りに下部結合ピン2本挿入し、結合ピン4ヶ所にロックピン コッターピンを入れる。他方のアクスルも①~⑤同様の手順で組み立てる。
下部走行体の組み立て
- カーボディーに装着されているクローラフレーム引込シリンダーの外れ止めピンを外して、格納位置から90度振り出し、作業位置にする。
- 補助クレーンにてカーボディーを吊り上げ、クローラフレームに少し差し込む。
- クローラフレーム引込シリンダー操作バルブを操作してシリンダーを伸ばし、クローラフレームにピン固定する。クローラフレーム引込シリンダーを縮めてカーボディをリンクのピン穴位置まで引込む。
- リンク結合ピンを挿入してクローラフレームの位置を固定する。クローラフレーム引込みシリンダーのカーボディ側の固定ピンを外してから、シリンダー縮めて格納する。
- 他方側のジャッキシリンダーの下にフロートを設置し、ジャッキシリンダー操作バルブを操作して、カーボディを水平になるように上昇させる。
- 補助クレーンにてタイロッドを吊り上げ、カーボディ アクスルのピン穴の位置を合わせて、ピンで固定し、水平よりも少し高い位置までジャッキアップシリンダー側をジャッキアップする。
- 2-①~⑫同様に他方のクローラフレームを地組し、補助クレーンにて吊り上げカーボディに少し差し込む。
- 4-①~④クローラフレーム引込シリンダーを設置 操作して、クローラフレームをカーボディに引込み、ピンで固定する。
- ジャッキシリンダー操作バルブを操作して、ジャッキシリンダーを縮めて、クローラフレームを設置させる。
- アクセルとクローラフレームの隙間にクサビを挿入し、ブロックを取り付け、調整ボルトで締め付けナットにて固定する。
上部旋回体の組み立て
- 補助クレーンにて上部旋回体前部を吊り上げ、ゆっくりとカーボディ上に移動させる。
- カーボディ上に設けられた4本のガイドピンより結合芯の位置を合わせ、インナーリングのブロックとガイドブロックの位置を合わせ、上部本体前部をゆっくりと降下させる。
- リモートコントローラー装置によって上部本体のエンジンを始動させ、旋回ロックレバーを操作して、ロックピンを挿入する。
- リモートコントローラー装置を操作して、インナーリングのブロックがストッパーに当たるまでゆっくりと左旋回させる。
- シリンダー操作バルブを操作して、2ヶ所の固定ブロックの油圧シリンダーを伸ばし、ブロック(インナー)とストッパー(カーボディ)を固定する。固定ボルトを格2ヶ所挿入して固定ブロックとストッパーを固定する。終了後旋回ロックピンを抜く。
運転室 タラップの組み立て
- 旋回フレームについている運転室取り付けボルトを外して、補助クレーンにて運転席を吊り上げる。
- 運転室左上側にある2つの穴を、旋回フレーム前部右側の結合ピンにはめる。旋回フレームと運転室左下側のブラケットを4本の運転席取り付けボルトで固定する。運転席と旋回フレームの間の各種油圧配管と電気配線を接続する。
- 補助クレーンにてタラップ③を吊り上げ、各部の旋回フレーム取り付け位置に近づけ、旋回フレーム架台にボルトで固定する。
- タラップ④⑤⑥取り付け位置の旋回フレーム架台に折り畳まれたステイを張り出す。補助クレーンにてタラップ④⑤⑥を一つずづ吊り上げ、各部の旋回フレーム取り付け位置に近づける。ステイの上にプラットフォームを載せて、抜け止めプレートを挟み、ボルトえで固定する。
上部本体後部の結合
- 補助クレーンにて上部本体後部を吊り上げ、ゆっくりと上部本体前部の後ろ側に近づける。
- 上部ピン穴横の辺り面に上部本体後部を当て、ピン穴位置を合わせる。
- リモートコントローラー装着を操作してピン挿入油圧シリンダーを伸ばし、上下左右4箇所のピンを挿入する。
- ピン挿入後、キャップをボルトで固定し、ロックする。
ウインチの取り付け
- フロントウインチを輸送用の受け架台から取り外し、補助クレーンにて吊り上げる。
- ウインチを旋回フレーム上側前方にゆっくりと近づけ、ウインチの油圧モーターを旋回フレームの右側に向ける。4本のピン穴の位置に合わせてウインチを降下する。
- 補助クレーンで支持したまま、ウインチ取付ピンをブラケットの外側から挿入し、ウインチを旋回フレームに固定し、キャップスクリューで左右方向の位置決めを行う。
- フロントドラム油圧ホース(各10管) 速度切替用電気配線を接続する。
- ①~④同様の手順でリアドラムを取付ける。※フロントドラム リアドラムの取り付け順序わ問わない。
ウエイト取り付け
- 補助クレーンにてウエイト架台を吊り上げて、旋回フレームの後ろ側に近づける。フック部にウエイト架台を引っ掛ける。張力を緩めフック部下側のピン穴に2本ロックピンを挿入する。
- 補助クレーンにて、順次ウエイトを吊り上げ、凸凹に合わせてウエイトを積み重ねる。6段まで積み重ねたところで、箱マストを取付る箱マスト取付け終了後、同様の手順で残りのウエイトを積み重ねる。
- 積み重ねが終了したら、最上段上側から2本の固定ボルトで確実に締め付け、2本前後揺れ止めロッドでボルトをガントリーと固定する。アデショナルウエイト積載の場合は、アデショナルウエイト上側から、2本の固定ボルトで固定する。
箱マスト取付ける
- 補助クレーンにて主巻フックにマストフットピン穴側の吊環、補巻きフックにスプレッダーを玉掛ける。もう1台の補巻きクレーンでもう一方のマスト吊環に玉掛けし吊り上げる。
- 水平を保ちながらセンターフレーム前部に近づけ、マストフットピン穴に合わし、フットピン操作バルブを操作して、マストフットピンを挿入してマストフットピン頭部両側に座板をボルトで固定する。
- マストフットピン側の玉掛けワイヤーを外し、もう一方の補助クレーンで水平を保ちながら支持する。
- スプレッターを吊り上げている、補巻きフック側を起伏ワイヤーを上部本体の上部に預けながら、スプレッター取り付け位置に取り付け、起伏ワイヤーをブームドラムに巻き込む。
- 補助クレーンでマストを水平に保ったまま、もう一方の補助クレーンで、起伏ワイヤーがテンションローラーにかかるように吊り上げる。
- 起伏ワイヤーが乱巻きにならないように、一定のテンションを保ようにテンションローラーを吊り上げ、起伏ワイヤーを巻き取る。マストが18度まで起きたら、巻き取りを止め、両方の補助クレーンの玉掛けを外す。
- 起伏ワイヤーを再び巻き取り、上限の45度を越さないようにマストを起こす。
バックストップの組み立て
- バックストップサポートをマストフット部のブラケットに差し込み、ピンで固定する。
- 補助クレーンでバックストップを吊り上げ、バックストップを上部本体後部のピン穴位置を合わせ、ピンで固定する。
- バックストップをゆっくり降ろし、バックストップサポートに預け、油圧シリンダーの配管を接続する。
- 再度補助クレーンでバックストップを吊り上げて、油圧シリンダーバルブを操作してバックストップを最大まで伸ばす。ゆっくりと降ろし、バックストップサポートに預ける。①~③の手順同様にもう一方のバックストップも取り付ける。
ブーム組み立て
- 補助クレーンにて下部ブームを吊り上げ仮置きする。次のブームを吊り上げ、下部ブーム下側の連結ピン穴を合致させて、結合ピンを下側左右2ヶ所差し込み地組する。
- 補助クレーンにて次のブーム吊り上げて地組ブーム連結ピン穴を合致させ、結合ピンを上下左右4箇所挿入して結合する。
- 補助クレーンにて下部ブームを浮かない程度に吊り上げて、上側の結合ピンを穴を合致させ、上側左右2ヶ所結合ピンを挿入して結合させる。
- 下部ブームから、2本地組後下部ブームと次ブームの間を補助クレーンにてブームフットピンの高さまで吊り上げて、本体が前進し、ブームフットピン穴位置を合致させる。フットピン操作バルブを操作して、ブームフットピン挿入する。順次構成通りブームを組み立てる。
- 補助クレーンにて上部ブームを吊り上げ、10.67mテーパーブーム上側結合部穴を合致させ、結合ピン左右2ヶ所を挿入する。
- 補助クレーンの張力を緩め、下側結合穴を合致させる結合ピンを左右2ヶ所挿入して合致させる。
- サスペンションリンク構成表を確認する。補助クレーンにてブームを先端側から取り付ける。サスペンションリンクを吊り上げ、上部ブームの結合穴を合致させ、結合ピンを挿入し結合させる。
- 順次、ブーム先端から⑦同様の手順でサスペンションリンクを結合させる。末端のリンクを補助クレーンで支持しながら箱マストを降下させ接続リンクの結合穴を合致させて、結合ピンにて結合させる。