未分類

KOBELCO7650

はじめまして。JIMAといいます。某重機屋さんに務めてますw

zima
zima
よろしくね!

僕の職業はOP「クローラクレーンオペレーター」で、主に大型重機を運転したり組み立てたりてます。
よく周りの人に「あれ!どうやって組み立てるの?」という声が多かったので、そんな大型重機の組み立て方を紹介していきたいと思います。あと内の会社(内〇)ならでわの人間関係も吹き出しという形で表現していきます。

zima
zima
ちなみに僕、はじめは全然クレーンのこと興味なくwこの業界クレーンマニアが多いので会社で友達つくるのに苦労しました💦
新人君
新人君
ども! 保有機材(クローラクレーン)はDEMAG KOBELC 日立住友 HITACHI 70t~1250tまであります。

 

KOBELCO7650組み立て手順

 

1 作業準備

  1. 組み立て必要スペースの確保
  2. 各関係者の事前連絡
  3. 組み立用クレーンの選定
  4. 作業内容に合わせたクレーン及び作業員の配置

2 クローラフレームの地組

  1. 補助クレーンにて前部クローラーフレームを吊り上げ所定の位置に配置する

  2. 結合ピン脱着装置を輸送姿勢に固定している便を外す脱着装置を外側へ90 度回転しピンで固定して作業姿勢にする外部油圧ユニットに油圧ホースを接続する

  3. 結合ピン脱着装置レバーを操作して上側のシリンダーを伸ばして結合ピン2本を挿入する挿入後抜け止めピンロックスプリング付きピンで抜け止めを行う

  4. 下部ピン穴位置まで後部クローラーフレームを巻き下げ、に下側結合ピン 2本を挿入する 
  5. 補助クレーンにて工具クローラーフレームを 吊り上げ前部クローラーフレームの結合ピン穴5穴まで近づける。位置を合わせ 突起を凹部にはめ込み上側のピン穴を合わせる
  6. 補助クレーンにてクローラーシュウーの両端を吊り上げ、 巻き下げながらピン穴位置を合わせるシュー連結ピン2本を両側から挿入しボルト、ナット及びコッタピンで抜け止めを行いシュー納結合させる。

  7. 結合ピン脱着装置の油圧ホースをクローラーフレームに接続するシム カバーを取り外し、シムプレート全て取り外す。下側操作バルブをゆっくりと後進側に操作し、シューが張り切るまでスライドビームを張り出す。スライドビーム張り出し位置を維持するために、シムプレートをクローラフレーム中央側のみ挿入しSIM カバーを取り付ける。それでもシューのたるみが取れない場合は、シムプレート側を同様の手順で張り出しを行う
     
  8. 結合ピン脱着装置の油圧ホースを接続を全て取り外す。補助クレーンにて玉掛けをして、固定ピンを抜き、クローラフレームから取り外す

3 カーボディの地組

  1. カーボディを搭載しているトレーラーを搬入する
  2. カーボディ地組位置に受けが台をセットし補助クレーンにてカーボディーを吊り上げ、所定の位置に配置する。アクスル結合ピン脱着シリンダー操作バルブを操作して全ての結合ピンを抜く。

  3. アクスル上面の補助プラットホームのカバーを開け、玉掛けし、補助クレーンにて吊り上げる。ゆっくりとカーボディ結合部に近づける。

  4. アクセルとカーボディーを同じ高さにしてカーボディ上板の位置合わせ用切欠き部にゆっくりはめ込む。上側のピン穴を合致させる。
  5. アクスル結合ピン脱着シリンダー操作バルブを操作して、アクセル結合ピン上側2本を挿入する。
  6. 下部 アクセルを巻き下げ、下側結合ピン2本を挿入し、結合ピン4ヶ所に抜け止めピン入れる。他方のアクセルも同様の手順で組み立てる

4 下部走行体の組み立て

  1. カーボディに装着されているクローラフレーム引き込みシリンダーの外れ止めピンを外して、格納位置から90°引出作業位置にする。
  2. 補助クレーンにてカーボディを吊り上げ、クローラフレームに少し差し込む 。

  3. クローラーフレーム引き込みシリンダー操作バルブを操作してシリンダーを伸ばしクローラフレームにピンで固定する。クローラフレーム引き込みシリンダーを縮めてカーボディをリンクのピン穴の位置まで引き込む。
  4. リンク 結合ピンを挿入してクローラーフレームの位置を固定する。
  5. クローラフレーム引き込みシリンダーのカーボディー側の固定ピンを外してから、シリンダーを縮めて格納する。
  6. 他方側のジャッキシリンダーの下にフロートを設置し、ジャッキシリンダー操作バルブを操作し 、カーボディを水平よりも少し高くなるように上昇させる。

  7. 他方のクローラーフレームを地組し、補助クレーンにて吊り上げカーボディに差し込む。
  8. 同様にクローラフレーム引き込みシリンダーを設置操作し、クローラフレームをカーボディに差し込み、ピンで固定する。

  9. ジャッキシリンダー操作バルブを操作して、ジャッキシリンダーを 縮めクローラフレームを着地させる。
  10. 上下方向の固定のため、固定 SIM カバーをシムプレートのき切り欠きに通し、一緒にアクセルの上面に挿入し、アクセル端面にボルトにて固定する。
  11. 他方側のアクセルにも同様に固定する。
  12. 前後方向の固定のためクローラフレームの前後方向固定ブロックに装着されているボルトを、テーパーブロックとアクセルの隙間が埋まるまで詰め込む。


5 上部旋回体の組み立て

  1. カーボディ中央部内側上方にある切り替えレバーを左に倒し、固定ブロック操作バルブを操作カして固定ブロックを最後まで引き込み、ストッパーから完全にはづす。
  2. 補助クレーンにてセンターフレームを吊り上げ、ゆっくりとカーボディインナーリング付近まで近づける。

  3. インナーリング内側を買うボディに設けられている4箇所のガイドピン と2箇所のブロックをガイドブロックに沿わせながら、センターフレームを降下させる。

  4. 旋回ロックピンを降下させ、センターフレームの位置を固定する各種油圧ホースを接続し、センターフレームリモコン操作にて、インナーリングをブロックがストッパーに当たるまで旋回させる。スイベルをセンターフレームにスイベル回り止めロッドで固定する。固定ブロック操作バルブを操作して、固定ブロックを張り出し、インナーリングのブロックとストッパーを挟み込み、固定ボルトにて固定する。

  5. ガントリーと旋回フレームを搭載しているトレーラーを搬入する。

  6. 中間テンションメンバ 下端の抜け止めブロックを取り外してから、補助クレーンにてガントリーを吊り上げ、ゆっくりと上部旋回体の下部テンションメンバー付近まで近づける。

  7. ガントリーの中間テンションメンバを、上部旋回体の下部テンションメンバに挿入しピンで固定した後に、コンプレッションメンバを本体のブラケット部に取り付けてピンで固定し、抜け止めにキーパプレートを取り付ける。
  8. 補助クレーンの指示を硬化させてコンプレッションメンバをゆっくり倒し、抜け止めブロック中間テンションメンバに取り付ける。ガントリー起伏シリンダーのロッドをコンプレクッションメンバに取り付ける。

6 旋回フレームの取り付け

  1. 補助クレーンにて旋回フレームを釣り上げ、ゆっくりとセンターフレーム上方に近づける。

  2. 旋回フレームを前方から見てセンターフレームのみぞにはまるように位置を合わせ、さらに横から見てピン穴の前後方向を合わせてから、ゆっくりと下ろし、センターフレームにはめ込む。

  3. センターフレームの前側の位置決め ブロックに旋回フレームのブロックを合わせる 。センターフレームリモコン装置を用意て、前側2本の上部本体結合ピンを挿入する。
  4. センターフレイム後部の位置決めブロックに接触するまで旋回フレームをゆっくり下ろす。センターフレームリモコン装置を用意て、後ろ側2本の上部本体結合ピンを挿入する。全ての旋回フレーム結合ピンに、抜け止めプレートをボルトで固定する。

7 運転席 タラップの取り付け

  1. 旋回フレームに付いている運転室取り付けボルトを外し、補助クレーンにて運転席を吊り上げる。
  2. 運転室左上側にある二つの穴を、旋回フレーム前部右側の結合ピンに はめる。旋回フレームと運転席左下側のブラケットを6本の運転室取り付けボルトで固定する。運転手と旋回フレームの間の各種油圧配管と電気配線を接続する。
  3. 補助クレーンにてセンターフレーム用タラップを 吊り上げ、トラップについているフック部をセンターフレームのフック受けに入れる。補助クレーンで保持したまま固定ボルト締め付け固定し、玉掛けワイヤーを外す。
  4. 補助クレーンにて旋回フレーム用タラップを吊り上げタラップのサポート部が旋回フレームの下に来るように近づける。サポート部が半分程度入ったところでタラップを巻き上げ、タラップについているピンを旋回フレームに付いているピン受けに引掛ける。固定ボルトを締め付け、 ガタを取り除いてから、 玉掛けワイヤーを外し、ロックナット締め付け固定する。

8 ウインチの取り付け

  1. 巻き上げウインチ(起伏) 輸送用の受けが台から取り外し、補助クレーンにて吊り上げる。

  2. ウインチを旋回フレーム上側後方にゆっくりと近づけ、ウインチの油圧モーターを旋回フレームの右側に向ける。ウインチ前側のピン穴についているガイドを、前回フレームのウインチ取り付けブラケットになんとはわしながらウインチを降下し、ウインチ取り付けブラケットに預ける。

  3. 補助クレーンで支持したまま、ウインチ取り付けピンをブラケットの外側から挿入し、ウインチを旋回フレームに固定する。
  4. 起伏⇒フロント⇒リアの順に取り付ける。

9 箱マストの取り付け

  1. 本体右後方の操作スイッチを操作しカントリーを作業姿勢にする。補助クレーンでマストを水平に保ったまま、ガントリーの下部テンションメンバと中間テンションメンバを伸びるように固定し、上部テンションメンバ連結ピン脱着シリンダーに操作油圧ホースを接続する。
  2. 起伏シリンダーを押し上げ上部テンションメンバーを伸ばし、上部テンションメンバと中間テンションメンバの結語ピン穴を合わせて、連結ピン脱着シリンダを操作し連結ピンを挿入する。
  3. 下部テンションメンバ連結ピン脱着シリンダに操作油圧ホースを接続し、下部テンションメンバと中間テンションメンバの固定を解く。ガントリー起伏シリンダーで押し上げて中間テンションメンバを伸ばし、下部テンションメンバと中間テンションメンバの結合ピン穴を合わせて、連結ピン脱着シリンダーを操作し、連結ピンを挿入する。抜け止めピンを取り付ける。
  4. 補助クレーンでますと水平に保ったまま、もう一方の補助クレーンで起伏ワイヤーがテンションローラーにかかるように吊り上げる。
  5. 起伏ワイヤーが乱巻きにならないよう一定のテンションを保つようにテンションローラーを吊り上げ、起伏ワイヤーを巻き取る。 マストが5度 以上起きたら、巻き取りを止め、両方の補助クレーンの玉掛けを外す。
  6. 起伏ワイヤーを再び巻き取り、 上限の45度を起こさないようにマストを起こす。


10 ウエイト組み立て

  1. 補助クレーンにてウェイト①を吊り上げ、旋回フレーム右後側に近づける。ウエイトに取り付けられた2本ピンを旋回フレーム右後側のピンが穴に挿入する。
  2. 吊り上げ張力を緩め、ウェイト側面を本体に預ける。補助クレーンで保持したまま外れ止めピンを両側に抜け止め施す。 ウエイト②もベースウェイト同様に取り付ける。
  3. 補助クレーンでウェイトさんを吊り上げ、旋回フレーム右後ろ側に近づける。ウエイト④~⑥も 同様に取り付ける。

  4. ウェイト⑦をウエイト3同様に取り付け、 ウエイト側面のリンクを旋回フレーム側u形溝に挿入しブラケットに合わせてリンクのナットを締める。ウエイト⑧も同様に取り付ける。

  5. ウェイト⑨を3同様に取り付け、ウエイト上面の2カ所の穴から2メートルロッドを通し、本体側にずらしてウエイト1取っ手に引っ掛ける。プレートをウエイト穴 に合わせてナットで締め付ける 。ウェイト⑩も同様に取り付ける。

  6. 最後にアディショナルウエイトを取り付ける。

11 ブームの組み立て

  1. 補助クレーンにて元ブームを吊り上げ仮置きする。次のブームを吊り上げ元ブーム下側の連結ピン穴を合致させて連結ピンを下側左右2箇所差し込み地組する。 
  2. 補助クレーンにて次のブームを吊り上げ、地組ブーム連結ピン穴を合致させて連結ピンを上下左右4箇所を挿入し結合する。
  3. 補助クレーンにて元ブームを浮かない程度に吊り上げ、上側の結合ピン穴を合致させ、上側左右2箇所結合ピンを挿入して結合させる。 
  4. 元ブームから2本地組後、元ブームと次のブームの間を補助クレーンでブームフードピンの高さまで吊り上げ 、7650本体が前進し、ブームフートピン穴位置を合わせる。フットピン操作バルブを操作し、ブームフートピンを挿入させる。順次構成通りブームを組み立てる。
  5. 補助クレーンにてペットブームを 吊り上げ10・5mテーパーブーム上側結合穴を合致させ、結合ピン左右2箇所を挿入する。
  6. 補助クレーンの張力を緩め、下側の結合穴を合致させ結合ピン左右2か所挿入し結合させる。
  7. サスペンションリンク構成表を確認し補助クレーンにてブーム先端側から取り付ける。
  8. 順次ブーム先端からサスペンションリンクを結合させ、末端のリンクを補助クレーンで 支持しながら箱マストを降下させ接続リンクの結合穴を合致させ、結合ピンにて結合させる。

バックストップの組み立て

  1. バックストップのインナーとアウターを固定するために長さ設定ピンを(クレーン)側に挿入し割れピンを入れ抜け止めする。
  2. 補助クレーンでバックストップを吊り上げバックストップ先端を下部ブームにピンを挿入し、スプリングピンで抜け止めをする。
  3. 先端側の玉掛けワイヤーを外し、前回フレーム取り付け側先端に、リビングワイヤーを接続する。補助クレーンで支持したままリビングワイヤーの巻き取りインナーを伸ばす。
  4. 旋回フレーム取り付け位置付近まで伸ばしたら、リビングワイヤーを外し折れ曲がり防止ピンを抜き、旋回フレーム側取り付け位置まで折り曲げながら近づけ、ピンを挿入し割れピンで抜け止めをする。

ストラット組み立て

  1. 補助クレーンでアンカーウエイトを吊り上げ所定の位置にセットする。
  2. 補助クレーンでフロントストラットを吊り上げ、ヘッドブームの所定に場所に接続する。接続したら先端をアンカーウエイトにラッシングして固縛する。
    zima
    zima
    check‼ 2台のクレーン使って、フロントストラット、リアストラット共に立て起こしするよ!
  3. 補助クレーンでリアストラットを吊り上げヘッドブーム上の接続部に接続する。接続する時内側から接続ピンを入れる。
  4. 補助クレーンで保持したままリアストラット先端をフロントストラット側にゆっくりとおろし、フロントストラットのサポート上に重ねる。
  5. リービングワイヤーをデットエンド側から通してワイヤリングして、ブーム先端まで繰り出してストラットのワイヤーに接続する。リービングウィンチを巻き取りながらストラットのワイヤーを出して、デットエンドまでワイヤリングする。
  6. 補助クレーンでリアストラットに玉掛けする。ジブ起伏ワイヤーロープを繰り出しながら、リアストラットが垂直になるまで本体側に吊り上げる。
  7. もう1台補助クレーンでフロントストラットを吊り上げ、ガイラインが接続できるところまで本体側に倒す。
  8. ストラットのガイドライン2つを接続したら、フロントストラット側のみ玉掛けを解除する。
  9. ブームの長さに合わせてバックストップの長さをセットして、補助クレーンで吊り上げ、テーパーブーム上のピン穴に合わせてピンを接続する。リアストラットピンあなに合わせるように、バックストップを倒してピンで接続する。
  10. シリンダーホースを左右ともテーパーブーム上のカップラに接続し作動油タンクのコックを確実に締める

ジブ組み立て

  1. 補助クレーンで下部ジブを吊り上げて上部ブームのフット受け部にジブフットピンを合わせる。フット受け部のカバーを取り付けてボルト2本で固定する。
  2. 上部ブーム(タワーヘッドブーム)にジブバックストップサポートを取り付ける。補助クレーンでジブバックストップを吊り上げ、リミットスイッチが外側お向くようにして、ジブバックストップサポートに通して、上部ブーム接続する。下部ジブのストッパーの上に先端を置きバックストップサポート先端にジブバックス外れとめを取り付ける。
    ジブバックスストップリミットスイッチ用のケーブルを接続する。もう一方のジブバックストップも同様に取り付ける。
  3. 補助クレーンにて構成表を確認して、中間ジブを組み立て結合ピン上下左右挿入する。
  4. 補助クレーンでジブローラ付き上部ジブを吊り上げる。上部2ヶ所の中間ジブ連結ピン穴を合わせ、結合ピン左右2ヶ所挿入し結合する。
  5. 補助クレーンを巻き下げながら、下部2ヶ所の中間ジブ連結ピン穴を合致させて、結合ピン左右2ヶ所挿入し結合する。
  6. 補助クレーンで上部ジブと中間ジブの結合付近を吊り上げ、受け台を撤去し、ジブローラが接地するまで巻き下げる。
  7. ジブガイラインの構成表を確認する。補助クレーンで上部ジブ側からガイドラインを取り付け、結合ピンを挿入して取り付ける。

フックワイヤリング

  1. リービングワイヤーをジブポイントシーブから各シーブを通して上部ブームに仮置きしてある主巻ワイヤーに接続し、リービングワイヤーを一定スピードで巻き上げ、主巻ワイヤーを各シーブに通す。補巻きワイヤーは補助シーブから各シーブワイヤーを通し、同様の手順で通す。
  2. 各所点検後、構成表のジブオフセット角度までブームを起こす。補助クレーンでフックを吊り上げ、所定の位置にセットする。
  3. リービングワイヤーを各掛け数におおじて主フックのシーブに通し、主巻ワイヤーに接続する。一定のスピードで巻き上げ、主巻ワイヤーを主フックのシーブに通す。
  4. 過巻リミットスイッチのウエイト部に主巻ワイヤーを通し、ワイヤーロープ端にロープソケットを取り付け、上ジブまたは主フックに取り付ける。補巻きワイヤーは同様の手順で補フックに取り付ける。

点検 調整 完成

  1. ブームを地切りし、ゆっくり振り起こし各部作業点検を行う。